水口施設長コラム No.31 第103回甲子園大会について

 新型コロナウィルス感染症が蔓延している中、8月10日第103回全国高校野球選手権が甲子園球場で開催された。昨年はコロナの影響で中止となったが、今回は大会の予備日を利用して第25回全国高校女子硬式野球選手権大会が実施された。
 中学生時代に硬式野球チームでエースとなり優勝投手となった女子生徒 島野さんがいた。彼女は女子野球の知名度を高めるために甲子園でプレイすることを望んだ。彼女の希望を受け入れ、今年初めて日本高校野球連盟は「女子の甲子園大会」が実現した。
 クラブチームの監督である片岡さんの夢は甲子園でプレイすることであった。その夢の実現には多くの先輩の女子野球に対する思いがこもっていた。女子の試合を見た人や野球を始める子もいると思いますが、彼女達によって来年以降も女子硬式野球選手権が続いてほしいと願っている。決勝戦は神戸弘陵と高知中央となり、神戸弘陵が4対0で優勝。監督は守りを中心とした野球を展開し、日高と島野両投手のリレーで甲子園の王者となった。
男子の大会は29日に閉幕。新型コロナウィルス感染症の影響であろうか、総得点や完封試合に見られるように「投高打低」であった。決勝は「智弁対決」となり智弁和歌山が智弁学園(奈良)を9対2で破り王者となった。選抜大会の準々決勝で敗退した智弁和歌山は、個々の能力があってもチーム一丸とならなければ勝てないと練習の合間にミーティングを重ねた。監督の中谷さんは、これまでの伝統を受け継ぐと共に新しい取り組みも始めた。自主練習期間を作り、自分で行動できるように指導。いつでも選手のことを大切に思い、「子供達がよくやってくれた」と言っていたのが印象に残った。
 施設でも「智弁対決」や初めての「女子甲子園大会」で盛り上がった。勝負を超えてひたむきに取り組む高校生の姿は私達に不思議なエネルギーを与えてくれる。今後も彼らの活躍に期待したい。