水口施設長コラム No.11 新型コロナウィルス感染症


新型コロナウィルス感染症

 中国武漢で発生した新型コロナウィルス(Covid-19)は世界中に拡大し、3月WHO(世界保健機構)によってパンデミックと認定され、東京五輪も延期となった。 国内でも新規感染者が増加傾向を示し、しかも感染ルートを辿ることが出来ない人の割合が増加しており、 首都圏など7都府県に対して4月7日「緊急事態宣言」が出され、4月16日に日本全国に拡大された。

 隔離を基本とし、診断・治療・ワクチンの三種の神器が感染防御・拡大を防ぐツールである。3密(密閉、密集、密接)が重なる場所を回避するように要請され、会議・大規模イベントや飲み会などが中止となり、街は閑散としている。教育機関では休講・休校とし、オンライン授業、会社ではテレワーク・時差通勤などを実施しているところもある。人の移動や活動が停滞すると、生活基盤が失われる人が出て来る。自由・行動の制限と生活基盤の保障はセットであることが基本である。
 中国武漢で発生した新型コロナウィルスは、家畜(コウモリ)のウィルスが変異し、ヒトに感染し、人からヒトへの感染がみられるようになった。グローバルな交流により、短期間にパンデミックとなり世界中を恐怖に陥れている。
新型コロナウィルスは、感染しても約80%の人には症状がでない(無症候性キャリア)或いは軽症であると言われており、感染拡大を防ぐには人々が80%以上の行動制限を実施することが必要であるというシミュレーションもある。このグローバルな難題に対して、一人一人の節度ある行動が求められている。感染症の征圧に向けて、治療・予防に有用な診断法・治療薬・ワクチン開発に向けて精力的に(臨床)研究・開発が進行中であり、1日も早い実用化が待たれる。
 高齢者や持病のある人は感染すると重症化しやすいと言われている。施設には、糖尿病や循環系の持病をもった高齢者の方が入所されており、最高レベルの防御態勢でケアに当たっている。この戦いは長期戦が予想される。感染防止と共に入所者の安全、安心、かつ快適なケアの提供を図るという難題に対して最適な解を見いだすことは困難で有るが、より良い解になるように公的機関及びグループ病院との連携を図りながら活動している。
 現代社会はグローバルな人・もの・金の流れに依存しているが、新型コロナウィルス感染によって、この流れが遮断され、日常活動や経済活動は大打撃を受けている。盤石に見えた我々の生活基盤は危ういものであるということを実感させられた。進化の歴史を辿ってみると、ウィルス感染を完全にシャットアウトすることは不可能であり、適度に制御する知恵が求められている。感染対策は、地球温暖化、核戦争などと共にグローバルな協調を必要とする問題であり、社会のありかた、国家や民主主義の在り方が問われている。
 現時点では、施設に感染者は出ていないが、今後もスタッフは手洗い、うがい、マスク着用を励行し、感染しない、感染させないように努めると共に不要不急の旅行、多人数での会食などを自粛することにしている。利用者のご家族には面会禁止や入所希望者に対する施設見学などを中止しているが、今後は通信技術などを活用し、施設や利用者さんの日常活動などを配信し、皆さんに少しでも安心感を持って頂けるように配慮していきたい。
 グローバルな感染拡大は、地方と世界のつながり、世界は一つだということを実感させる。これらの流れの中で、HLCYの進むべき方向性を見据え、利用者の安全・安心、そして地域の皆さんの健康・福祉に貢献して参ります。施設が所属している「医療法人 柏堤会」の名称が4月1日より「横浜未来ヘルスケアシステム」となりました。今後もHLCYは時代と共に歩む医療法人の一員として活動して参ります。
アクセス


〒244-0003
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町
1800-3

お問い合わせ 詳しくはこちら